頭の中では考えが浮かんでいるんですよ
前回の記事で
「声に出して話せなかった私(かんもくしょう?)」
https://wp.me/s8osVy-kanmoku1
と、特に幼いころは話しかけられても声に出して話すことをしなかった。
「かんもく」というのは「話さない」のではなく「話せない」ということ。
さらに、話さないから「何も考えていない」ということではない。
「めちゃくちゃ頭の中では考えが浮かんでいる」わけです。
そして、あえて「考えが浮かんでいる」という表現を使いました。
「言葉が浮かんでいる」ということだけではありません。
ふわっとした感覚や映像が出てくることも多く、言語化が難しい場面もある。
いざ、言葉にしようとしても上手くできず、何を言っているか分からないときもあります。
うーん、これって当事者じゃないとなかなか分からないもんですよね。
周りから見ると、おそらく何を考えいるのか分からないんでしょうね。
異質なもの、不気味なもの、危険なものって本能で察知するのかな。
こうなると、次のようなことが起こりました。
表現できずにいたら起こったこと
・幼稚園で活発な子たちのいじめの対象に
(本人は、実はいじめられてるという意識なし。
いじめの定義すら分からなかったし。
先生の「いじめちゃダメよ」という言葉で理解した)
・小学校の転校先でいじめ対象に
・中学校では班長になったり、剣道部の部長になったり、指示の言語化に苦労。
何より、指示しなれないして、どう指示して良いか分からなかった。
教科書にはそんなこと書いてないし。
上手く指示できずで反発されつづてました。
・高校ではそもそも言語化が難しいのに演劇部へ入部。
演技が上手くなりたくて劇団の研究所に入る。
演出したり後輩に教えたりと、涼しい顔しながらかなりの努力。
実はもうカオスすぎ(笑)
・劇団や会社では会議のとき、次から次へと変わる話に、頭ではついていける。
しかも内語でどんどん言葉が出てくるけど、口から出てこない。
考えぬいたアイデアなどを出して、周りが盛り上がるときがある。
自分では、また内語でその時を過ごしてしまうので、他の人にアイデアを取られることもしばしば。
「それ言い出したの私なんだけどなー。まぁ、いっかー。いつものことだし」
というのがたくさん起こります。
でも、正直言って後輩の手柄になるのはとても嬉しくて心地よいことは多いです。
人の成長を見るのが好きなタイプでよかった。
でも自然体がいちばん
今では少人数で、中心になって喋る人がいれば内語ですませられるので身を引く。
喋る人がいなければ率先して喋ることもできる(一所懸命ですが)。
振り返ると誤解されることも多い。
でも、身の丈にあった自分でしか生きられないので、自然体で生きたいと思います。
誤解上等!!(笑)
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