とらえ方は人によって違うのは当たり前【選択理論心理学】
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「ピカソの表現力ってすごいよね」
「え? あの子どもが書いたような絵が?」
同じものを見ていても、「知っているかどうか」「それは自分にとって、どのように感じるのか」は、それぞれ違う。
なぜ、この人は、こんな風に考えるのだろう……と理解できない場面に出くわすことはないだろうか。
この世のあらゆる人、物、状況は「ただ存在しているだけ」なのだ。
これを、選択理論心理学では「現実世界」と表現する。
「現実世界」を、人はどのようにして認知していくのか。
流れとしては、
①現実世界を「五感」を通して、脳の中に入れていく(視て、聴いて、臭い、味わい、触れる)。
②「知識のフィルター(知覚のシステム)」で、知っているか知らないか、なんとなく知っているかのフィルターにかける。
③「価値のフィルター(知覚のシステム)」で、それは自分にとって、「肯定的、否定的、中立的」なのかに分ける。
④「知覚された世界」というものに放り込まれる
となる。
目の前にある、一つの「絵」の例でみてみよう。
肯定的に見る
①五感:美術館で目の前にただあるだけの「絵」を視る
②知識のフィルター:「あ!ピカソだ!知ってる」
③価値のフィルター:「部分的に見ることで、1枚の絵で色々な表現をしてるんだよな」
④知覚された世界:自分にとって、良いものとしてストックされる否定的・中立的に見る
①五感:美術館で目の前にただあるだけの「絵」を視る
②知識のフィルター:「あ!ピカソだ!知ってる」
③価値のフィルター:「落書きみたいで、何がいいのかサッパリ分からないんだよな」
④知覚された世界:自分にとって、良くないもの、または、どうでも良いものとしてストックされる
人は同じものを五感で感じたとしても、自分の中にあるフィルターを通して、とらえ方が変わってしまう。
雲を見たときに、「犬のようだ」と表現する人もいるし、「積乱雲だ」という人もいる。
戦争という言葉を聴いたときに、「戦争そのものは悪だ」という人もいるし、「正義の戦争もある」という人もいる。
「なぜ、人の見方や感じ方が違うのか?」は、知覚の世界から見ていけば分かりやすい。
前回、「自分にとって大切な心のアルバム」ということで上質世界を扱った。
知覚された世界との違いをハッキリさせておきたい。
「上質世界」:自分にとって良いものであり、大切にしているコアなもの
「知覚された世界」:生まれてから現在まで、知っている全てのもの
「知覚された世界」というものは、生まれてから現在までのものである。
「現実世界」をどのように、とらえるのかについては、見方を変更することもできる。
このことから、一つの見方だけではなく、様々な見方を自分もできるということを覚えておいてもらいたい。
捉え方は人によって違うのは当たり前なので、お互いの違いを許容したり、理解を示すようになれれば、より良い人間関係を築けるヒントになるだろう。
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