一人では満たすことのできない愛・所属の欲求【選択理論心理学】
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選択理論心理学における、5つの基本的欲求で、心理的欲求の一つ「愛・所属の欲求」に関して紹介したい。
愛・所属の欲求とは、愛し愛されたい、仲間となりたい、所属したいという欲求だ。
「5つの基本的欲求」
・心理的欲求
「愛・所属の欲求」: 愛し愛されたい、仲間となりたい、所属したい
「力・価値の欲求」: 目標を立てて達成したい、人の役に立ちたい
「自由の欲求」 : 自由に自分で選択したい、強制されずにいたい
「楽しみの欲求」 : 好きなことをしたい、学びたい
・身体的欲求
「生存の欲求」 : 寝たい、食べたい、子孫を残したい
この欲求が高い人は、「誰かと一緒に仕事をしたい」「誰かとご飯を一緒にしたい」「グループで活動したい」など、人と関わりたいという欲求がある。
逆に低い人は、「一人でいることが好き」「一人でカラオケを楽しめる」「人との関わりは少人数や短時間でもOK」である。
そして、愛所属の欲求は「一人で満たすことができない」ので、特に欲求が高い人からすると難しいということも一つの特徴だ。
愛・所属の欲求が「高い人」と「低い人」がお互いに分かり合えないと、どのようなことが起こるだろうか。
私がいた職場の例で紹介しよう。
私は、この欲求が低めなので、職場の人たちとは定時間内のかかわり合いで十分すぎるほどだった。
定時になると帰ろうと席を立った私。隣にいる愛・所属の欲求がすこぶる高い女性が私を見上げながら言った。
「えー、帰っちゃうの?!」
自分が捨てられるかのような目で私を見上げるのだ。
過去に、冗談で言われたことはあるが、この女性は本気の目だ。
今にでも捨てられ残されるかのような丸い目でこちらを見ている。
正直言って、これは辛かった。私は早く一人になりたいという欲求があり、彼女はまだまだ一緒に働きたいという欲求満載だ。
普段の関わりだけでも大変なのに、歓迎会、送別会、ただの飲み会、バレンタインデー、ホワイトデーなどのイベントは、それはもう地獄のようだった。
人間とはすごいもので、そのような地獄も天国に変えることができる知恵を持っている。
特に大人数が苦手な場合、一人二人を捕まえて話しをする。要するに少人数にするのだ。
こうすることで、欲求が低い人でも、大人数の集まりをクリアすることができる。
周囲には、人見知りと見破られることもなく、逆に社交的に見られるようにもなれる。
最初は難しいものがあったが、次第に心の底から楽しめるようになってきた。
愛・所属の欲求は、より良い人間関係を築いていくには重要な欲求だ。
今は、実際に対面で会うだけではなくSNSなどでの繋がりも必要な時代になってきている。
お互いの欲求が高いのか、低いのかを、言葉や行動などから観察していき、お互いの違いを受け入れることで、より良い人間関係を築くことができる。
高いもの同士、低いもの同士だったら良いのだが、高いものと低いものが一緒にいる場合は、「なぜ、このような言葉や行動をするのかな?」と考えるクセをつけて欲しい。
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