今回は、私が取得している資格の一つの「認定心理士」についてご紹介したいと思います。
認定心理士とは
認定心理士は、「公益社団法人日本心理学会」が認定する資格で、大学または大学院で心理学の標準的基礎学力と技術を習得しているという証明になります。特に心理関係の仕事に就くときに、支障がないことを証明できることにもなります。
ただ、大学や大学院を卒業すれば取れるということではなく、心理学における必要な単位を取得し、審査を通る必要があります。
現代では特に、心の問題により職場のメンタル問題、不登校、摂食障害やPTSD(心的外傷後ストレス障害)が多く発生してきています。
自殺者も40代をトップに、次いで50代、60代と続いています。
このような状況の中で、基礎的でも心理学の知識を持ち、人との関わり方の改善や修復などには非常に有効な資格の一つではないかと考えています。
認定心理士の申請条件
まず、申請するための条件が3つあります。
1. 4年制大学を卒業して学士の学位を習得している
2. 16歳以降、2年以上日本に滞在した経験を有する
3. 認定資格細則が指定する心理学関係の所定の単位を修得している
認定に必要な科目
大学において、心理学に関する科目を36単位以上習得していることとなります。
基礎科目
A 心理学概論
B 心理学研究法
C 心理学実験実習
選択科目
D 知覚心理学・学習心理学
E 生理心理学・比較心理学
F 教育心理学・発達心理学
G 臨床心理学・人格心理学
H 社会心理学・産業心理学
その他の科目
I 複数の領域に関わる心理学関連科目、卒業論文・卒業研究
思い染む
認定心理士という資格は、心理系の4年制大学を出ていれば大体取得できるんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、しっかり勉強して中間試験と単位習得試験を通らないと行けないので、決して簡単なことではないと思っています。
大学で学ぶことは、時間を経つと忘れてしまうことが多いので、「心理学検定」の受験を通してなど、研鑽を続けて行く必要もあるかと思います。
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