自分にとって大切な心のアルバム【選択理論心理学】
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前回まで、選択理論心理学における「5つの基本的欲求」を紹介した。
これは、生まれながらにして持っている「愛・所属」「力・価値」「自由」「楽しみ」「生存」の欲求だ。
今回は、「上質世界」というものを紹介する。
人はそれぞれ「願っていること」がある。これを選択理論心理学では、「上質世界」と呼んでいる。
選択理論心理学を学んでいる者は、「心のアルバム」と例えている。
その何もない「心のアルバム」に、基本的欲求の一つ、または、それ以上を満たす人、物、状況、信条など、各々が選んだ「イメージ写真」を貼り付けていくと考えると想像しやすい。
基本的欲求は生まれながらにして持っているものだが(先天的)、上質世界は生まれたときには何もない(後天的)。
例えば、「メイクを褒められた」とする。
好きな人から褒められたら、「愛・所属の欲求」が満たされて、「好きな人からメイクを褒められる」というイメージ写真が貼りつくかもしれない。
職場で「この部署で一番メイクが上手いね」と言われたら、「力・価値の欲求」が満たされて、「私はメイクが上手い」というイメージ写真が貼りつくかもしれない。
最近では、男性もメイクをして出かけ、いつもと違う自分になる気がするので自由に思えるという、「自由の欲求」を満たされて、「メイクで普段の生活から解放された」というイメージ写真が貼りつくのかもしれない。
この「上質世界」には、注意が必要なこともある。
上質世界は、「自分にとって良いもの」だ。
法律や倫理などにとらわれるものではないということ。
例えば、法律で禁止されている薬物を使用することを考えてみよう。
違法薬物であれば、社会にとって良くないこと。
しかし、自分にとっては、体や心が落ち着いたり、嫌な現実から離れられたり、アーティストであれば創造性がかき立てられたりして作品に直結することもある。
自分にとっては、良いものなのだ。
このイメージ写真が、写真の台紙にベッタリとのりで貼られていると、剥がすときに台紙ごと剥がれ落ちてしまう。
それが心の傷と表現すれば、さらに「キズつく」というものに対しては分かりやすいだろう。
心のアルバムとしての上質世界は、自分自身が「良い」と思って、願っているものだ。
自分にとって良いものは、他の人にも良いものと思ってしまう。
自分にとって、タバコを吸うし落ち着くが、他人にとっては服についた臭い、息の臭さにウンザリする。
人は、同じものを共有したいという欲を持ち合わせおり、悪い場合には押しつける傾向がある。
それぞれの願っている世界は違うということを尊重し認め合えば、より良い人間関係を築けるだろう。
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