筑波山には何個かの登山ルートがあります。
今回はその中でも私的にオススメの登山道を3つほど紹介してみます。
3つのオススメ登山ルート
1.白雲橋コース(いちばんオススメ)
筑波山神社〜女体山頂 2,700m 登り110分・下り95分
女体山頂への表登山道で中腹には見事なアカガシの純林などの豊かな自然が見られます。弁慶茶屋跡から女体山頂までには巨岩と奇岩として「弁慶七戻り」「高天原」「胎内くぐり」が楽しめます。山頂付近は急な岩場があるので、注意が必要です。個人的には、このコースが見どころ満載でいちばんオススメのコースですね。
2.御幸ヶ原コース(二番目にオススメ)
筑波山神社〜御幸ヶ原 2,100m 登り90分・下り70分
ケーブルカー沿いに登って行くコース。上り下りのケーブルカー2台がすれ違うところを見られたり、杉やブナの樹木、男女川源流の湧き水などに遭遇します。1の白雲橋コースより距離や時間が短いのですが、急な坂や岩が多く険しいので、注意が必要です。白雲橋コースばかり登っていたので、初めて御幸ヶ原コースに挑戦したときには、結構険しかったのでびっくりしました。
3.迎場コース
酒迎場分岐(1の白雲橋コースからの分岐)〜つつじヶ丘 1,600m 登り40分・下り35分
筑波山神社方面とつつじヶ丘を結び高低差や岩場が少ない。杉やアカマツなどの針葉樹が多くモミの巨木が沢山見られるのが、他のコースにない特徴となっています。
この迎場コースを利用して登山する場合は何個か選択肢があります。
・筑波山神社から白雲橋コース途中の酒向場分岐〜迎場コース〜ロープウェイ〜女体山頂〜御幸ヶ原
・筑波山神社から白雲橋コース途中の酒向場分岐〜迎場コース〜おたつ石コース〜弁慶茶屋跡から白雲橋コース途中から女体山頂〜御幸ヶ原
など選ぶことができます。
この他に、マイナーな4つのルートや男体山をめぐるルートなどがあります。
また、今回の私のようにロープウェイを使って一気に山頂へ行くルート、ロープウェイからのルートなどもあります。
ちなみに、一つの山の山頂まで、ケーブルカーとロープウェイの2つあるのは珍しいらしいです。
思い染む
今回は、一気にケーブルカーで山頂へ行ってしまいましたが、今度時間を作ってゆっくりと登山を楽しみたいと思います。
筑波山は日本百名山の中でいちばん標高が低い山ですが、しっかりと登山の準備をして行った方が良いです。甘く見ている方もいて、恐らくケーブルカーで女体山頂へ登ったと思うのですが、サンダルで岩場を下山している女性を見かけたことがあります(すごく危険です!)。途中で引き返せない中途半端なところまで来ていたので、私もなんと声をかけて良いか・・・という感じでした。
以前、私も下山途中にヒザの痛みに襲われて、更に日が暮れ始めて「これは本格的にマズい」と焦ったことがあります。日が暮れると林の中では道が見えなくなり、からだにトラブルが起きても登山・下山する人とは会わない時間帯なので、かなり危険な状態に陥ります。
結構侮れないんですよね、筑波山は。しっかり準備をして、時間も余裕を持って行くと良いですね。
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