ちょっとした運動許可をとる必要があり、自宅からはちょっと遠いけど紹介していただいたクリニックへ行ってきました。
ん?ここ大丈夫か?
ご紹介いただいたクリニックの場所は千葉県我孫子市布施(ふさ)というところで、最寄り駅はその名も布施駅。我孫子駅から成田線を乗って行きます。なんとも驚いたのは、昼間は1時間に2本くらいしか電車がない!成田線はあまり本数がないというウワサは聞いていたのですが、これほどまでとは・・・。
駅周辺は小さなスーパーくらいしかなく、住宅街からちょっと離れたら道くらいしかない感じ。
駅から歩いて数分で着く場所にあるので、これはありがたい。
クリニックもちょっとレトロっぽく、初めて行くのでいろいろ不安も伴います。
ご紹介いただいたのは、「ふさ聖仁会クリニック」。
と、ここまで散々な言いようだけど名前を出してみる。
あれ?書類作成だけ・・・??
運動許可書をもらうだけなので、問診して書類を作成していただき終了で速攻帰れる!
と思ったらとんでもない。
まずレントゲン。正面だけでなく横向いて手を上に上げて撮影。横を撮るのは初めての体験だったので「え?横も!?」という感じでした。
次に心電図。最初は乱れていたらしく、始めの2回のデータはその場で破棄、看護師さんに「3分間深呼吸してゆったりとしていてください」と言われ3回目はしっかり取れたみたい。今まで他でやってきた心電図はどんな状況でも1回のみで、洞性不整脈などと診断を受けることが多かったので、丁寧すぎる対応に少しずつ安心感が。
採血は、1回採取して終了したのですが、こちらの申告が雑すぎたため採血の量をもっと必要とする検査となることが後から判明。会計終了後でも改めて追加採血していただけました。
問診は、「標準体重」「体格指数(BMI)」「肥満度」「一日の必要カロリー」などプリントに色々書き込み&ポイントに線を引いていただいて、かなり丁寧な説明。
レントゲンは速攻現像で、採血中に出来上がってすぐに説明開始。心臓の大きさをパソコンで線を引いて説明してくれたり、画像を反転して血管の状態、正常と異常についても細かく説明していただきました。これだけでも聞くことができてよかった!
なんか、段々と信頼できる雰囲気になってきました。
検査結果が5日ほどかかるということで、書類の作成もその時ということになりました。速攻その場で書類もらえると思っていたのですが、考えが甘すぎたようです。
え?今なんておっしゃいました?
5日後、検査結果を聞きに行くために再びクリニックへ。成田線の1時間に2本の電車という衝撃を避けるため、今回は車(意外と車の方が早かったかも)。
診察室へ呼ばれ中へ入ると先生の第一声が、
先生:「お薬飲まないといけませんね」。
私 :「は?」
全く問題ないと思っていたので一気に思考が止まって呆然。
どうやら、「総コレステロール」と「LDL(悪玉)コレステロール」の値がかなり高いとのことでした。
うお!この先生すごい!
このクリニックに来て、待ち合い室で順番待ちしていると、他の病院と比べて進みがすごく遅いな・・・という印象でした。
自分が診察を受けると、その謎が解けました。
いつも会社の健康診断では、当日検査して後日結果が「検査報告書」として渡されます。数値が高ければ「H(high)」、逆に低ければ「L(low)」、問題があれば再検査の表示。およその説明書きと一緒には渡されますが、「ふーん」というところ止まり。
診察室内で、先生が口を開くと、「この値だと、お薬を飲んで下げるしかないので今日の夜から飲みましょう」から始まり、検査報告書に書かれている数値を怒濤の勢いで全部説明してくれました。
プリントされている検査報告書に手書きで、臓器名、正常、高値、ヘモグロビンだの貧血なしなどペンでガツガツ書き入れ。ポイントになるところは全て赤鉛筆で丸つけたり線引いたり。更に最重要の問題点はピンクのマーカーで線を引いていただき、更にその部分は赤鉛筆ではなく赤ペンでハッキリとその旨を書いてくれたり。
説明が細かく素人にも分かりやすい。早いけど書き込んでくれているので、後から見ても思い出せます。
一人の患者にじっくり時間をとって、しっかり説明していただく。怒涛の説明凄すぎます!
「脂質異常症」と診断いただきました
病名をダイレクトに記載してみましたが、病気自慢するつもりはありません。
会社の健康診断で「H」と記載されていても「ああ、高いんだ。食生活気をつけよう」くらいで全く気をつけないため、悪化してきたんでしょうね。
このクリニックにかかることができたお陰で、放っておくとこの先に起きる大変なことをお教えいただくことができました。
脂質異常症 ⇒ 血管が狭くなり、詰まる ⇒ 狭心症・心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症
という訳で、薬物療法・食事療法・運動療法の3つの療法で、まずは4週間の治療が始まりました。
思い染む
私の喘息の主治医もさまざまな工夫をしたり、説明も丁寧なので素晴らしいので、最近ようやくお医者さんに恵まれてきて心の安心がまた一つ増えました。
今回つくづく思ったのは、待ち時間はかかっても、今の状況を丁寧に分かりやすく伝えていただけるお医者さんにかかるのは、本当に重要だと改めて再認識。
健康診断系の検査結果を、ここまで丁寧に細かく説明してくれるお医者さんには初めて出会いました。
自分の体はを守るのは、お医者さんでもなく自分自身。自分で色々な選択肢から判断するために、丁寧な情報提供をいただけるお医者さんを見つけて準備をしておく方が良いですね。
今回行ったクリニック
ふさ聖仁会クリニック(郡司裕則院長)
http://seijinkai-fusa.jp/index.html
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