心理学

社交不安障害(SAD)を理解して克服しよう(1)

以外と多い「社交不安障害」。10人に1〜2人くらい発症すると言われており、身体症状などにより日常生活に支障が出てくるものになります。
この障害について、数回に渡って記していきます。

社交不安障害(SAD)とは

人から注目されるような場面(会話を交わす、人前で話す、電話をとる、パーティーなどに参加をするなど)や恥ずかしい思いをするかもしれないという状況に対し、強い不安を感じます。このような強い不安から、注目される場面や状況がとても苦痛で会社をやめようと悩んだり、人と接することを恐れて家に閉じこもった生活を送るようになるなど日常生活にも支障が出てくるようになり、身体や認知的、行動的な症状が出てきます。

以前は、「社会不安障害」という名称だったが変更となっています。
発端は「人から注目される場面」「人と交わる場面」から、社会に対して不安になる。社会不安障害というのは、つまり社交についてということなので、「社交不安障害」となったということみたいです。

ここでポイントなのは他人ではなく、「自分が困っているかどうか」となります。

社交不安障害のタイプ

1. 全般性タイプ
人と接するような場面すべてを苦手とするタイプ。
(対人、社交場面全部。話したり、食事の場面なども)

2. 非全般性タイプ
特定の場面でしか不安を案じないタイプ。
(場面が特定されており、ありがちなのは電話を取ることができないなど)

社交不安障害の症状

社交不安障害としての症状は主に以下の3つ。

1. 身体症状
自分自身で認識しやすいのは、この「身体症状」です。
激しい緊張やあがり、手足や全身の震え、声の震え、動機、赤面、吐き気、顔や身体の強ばり、汗、排尿や排便の困難など。

2. 認知的な症状
身体症状と同時にでることが多い。多くは認知がネガティブになって否定的な考えになっています。
周囲から注目されている、周囲から否定的な評価を受けるのではないか、相手を傷つけてしまうのではないかという懸念など。

3. 行動的な症状
社会的な場面や状況を避ける、社会的な場面や状況において感じる強い不安や苦痛に耐え忍んでいるなど。
ストレスと分かっているが行動を続けていると、うつを発症しやすくなる。

社交不安障害にみられる他の病気

1. うつ症状
社交不安障害のうち、全般性タイプは約半数で非全般性は約3割強ほどに、うつ症状の合併がみられる。

2. パニック発作
ある時間内に強い恐怖感や不安感とともに、様々な身体的症状(ドキドキなど)が突然あらわれ、10分以内にピークに達する状態。

3. アルコール依存や乱用
社交不安障害のうち、約2〜3割がアルコール問題を抱えいる。社会不安障害でない方々と比較して、2倍以上の確率でアルコール問題を抱えやすい。多いケースとして苦手な場面で起こる不安、身体症状などを和らげるためにアルコールを使用。その結果、アルコールを止められなくなってしまうこともある。
アルコールは緊張を弛緩させる作用があるのは確かなので、十分気をつける必要があると考えます。

次回以降、治療についてなど記していきます。

 

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