いきもの

病院から入院している猫の相談をしたいとの電話を受けた

病院から入院している猫の相談をしたいとの電話を受けた

あなたの「変わりたい」を応援!
変容を起こすカウンセリング はる です。

初めての方はこちらをご覧くださいプロフィール

 

5日前に腎不全で入院した、我が家最強生物のこぶ茶さん。

我が家イチの軽量級なのに、触るだけでも3年かかったという臆病で凶暴な子。

201995日 猫が腎不全になったので治療しています

退院予定の今日、「11時に病院へ電話ください」と言われた通りに。

看護師さんが電話口に出て、副院長から「相談したいことがあるとのことです」と言われ、イヤな想像しかできない。

 

「退院できないほど悪いのか?」
「ご飯食べてないって、入院の翌日に聞いたので、衰弱してしまっているのか?」
「入院の間に何かあったのか?」

「いや、大丈夫。相談といえば……」

腹の底あたりから、何かがスーッと上がってくる感覚を覚え、言葉が出てこない。いわゆる、これが「気が上がる」という生理現象だ。

何を考えても、口に出したらイヤなことが現実になりそうなので、言葉を飲み込んだ。

 

急いで家を出て車を走らせる。こんな時に限って道が混んでいる。前を走る車は法定速度より10キロ以上ノロノロ走っている。

「落ち着け!事故ったら元も子もない!」

はやる気持ちを抑えながら、アクセルを緩めて前の車のスピードに合わせる。

 

病院の駐車場に着き、車のドアは鍵もかけずに走りだす。自動ドアを開くのを待ち、受付に滑り込む。笑顔で対応してくれる看護師さんの表情が、それがまた何とも言えない感情を湧き立たせる。

5分ほど待っただろうか。こんなに時間が長く感じるのは久しぶりだ。

ようやく呼ばれて診察室の中に入ったが、こぶ茶の姿はなかった。イヤな予感しかない。

 

副院長先生から、最新版である採血の検査結果を見せられる。胸の鼓動が早くなるのが分かってくる。

「何事もありませんように」と心の中で祈りながらも、どこか覚悟のようなものが必要なのかもしれないが、そんな数十分で心の整理なんてできようもない。

電話で聞いた「相談したいことがある」という言葉の意味は……。

 

入院前は尿素窒素が測れないほど数値が振り切っていました。

クレアチニンも正常参考値のマックスより5倍。

今日の結果は……

落ちてる!!!!!

尿素窒素107.5mg/dlでは、まだまだ高いことは高いけど、確実に落ちている!

前回は振り切れていて、正確な数値は分からないが、クレアチニンの数値と比例しているらしい。

クレアチニンが半減しているということは、尿素窒素の値もだいたい半減するらしい。

ということは、正確には200mg/dlから300mg/dlくらいだったのではないかという。

 

今回行なった治療は、5日間、右前足から点滴の針を刺しっぱなし。機械を使って24時間点滴を行なった。

初めはご飯をまったく食べなかったが、「ちゅーる」を鼻につけたらペロペロと2本食べる。

名前を呼ぶと、「ん?ごはんくれんの?」という感じで反応して、ちょっとしたコミュニケーションが取れる子だったと聞いて一安心。

ちょっとは環境に慣れてきたような感じということだった。

 

では、「相談したいことがある」とは……。

 

「数値が下がりきっていない」「触るだけでも大変なので、点滴に連れてくるのは難しそう」ということで、要は「これからの治療をどのようにするかを相談したい」ということでした。

できることは前回の記事でも紹介した3つ。

1. 点滴液を病院で購入して自宅で点滴(これから)
2. 食事はロイヤルカナンやヒルズの腎臓サポート系のドライフードやウェットフード
3. 猫用の慢性腎臓病の経口液「セミントラ」を、食事に混ぜて投与

問題は、1.についてで、今後どうしていくか。

家でも点滴をするのは、大人しくしてくれないので困難だ。病院に連れて行くのも、こぶ茶本人へ大きなストレスがかかる。

1週間に1度でも連れて行ければ、かなり良いが、難易度は高い。

できる限りの範囲で、1、2ヶ月に連れて行けるようにするか、トイレや食事に変化が起きたときに連れて行くなどするしかない。

食事と経口液の投薬は続けるということで、相談は終了した。

 

この後にようやく、キャリーケースに入った、こぶ茶と5日ぶりに対面。

初めは激しい鳴き声だったが、病院を出て、車に乗せて声をかけ続ける。

次第に落ち着いてきたような鳴き声に変わってきた。

これだけでもホッとする。

人間でも、5日間入院するだけでもストレスなのに、いきなり訳の分からない場所でケージに入れられ、針を刺され続けられる。

いつ出られるか全く分からないまま、家族に会うこともできなかったらと思うと、想像するだけでもゾッとする。

 

やっと家について、キャリーケースから出ると、母ねこや姉妹ねこたちが集まってきた。

やはり、みんなも、こぶ茶がいないことに違和感を感じているようだったのだ。

安心しきったらしく、水を数分がぶ飲みだ。

右前足のガーゼが痛々しい。

横には、いつも一緒にピッタリとくっついている母ねこが、つきっきりに。

毎日一緒にいると分かりづらいが、ちょっと離れてみると、家族の大切さや愛情などが分かる日だった。

 

お知らせ

2019年12月1日にブース出店します「心理カウンセリング・コーチング対面セッション」を承ります

2019年12月1日(日)に秋葉原で行われる「働き方発見フェスティバル」にブース出店する予定です。

「心理カウンセリング・コーチング」を体験していただけるようなものを予定しています。

詳細は後日お知らせいたします。

 

「心理カウンセリング・コーチング対面セッション」を承ります

恋人関係、夫婦関係、親子関係、職場での人間関係などでお悩みの方への、心の相談を承ります。

また、「自分を変革したいけど、なかなかできない!」

そんな方のために、様々なカウンセリング・コーチング手法を融合しながら、ご相談を承っています。

ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。

東京都の上野駅周辺で「対面セッション」をうけたまわっております。

SNSのメッセージで受付いたします。

Twitter はる

対面セッション
50分
オンラインセッション
50分
体験セッション
30分

 


「ねこライフ手帳™ベーシック」発売中!!

あなたに寄り添う愛猫の「ねこ生」をつづっていく『本格派・猫の手帳』
使用期限はありません。出会ったその日から、何年、何十年でも使えます!

 

2019年2月1日より一般販売開始
税込2,700円(税抜2,500円)/ 全国送料無料

お求めはこちら
愛猫とあなたで作る ねこライフ手帳

この機会にぜひ!!

そして、以前書いたブログ記事

あなたに寄り添う愛猫の「ねこ生」をつづる「ねこライフ手帳 ベーシック」新発売!!

「ねこライフ手帳」のホームページができました

 

 

セルフコントロールができる部分に焦点を当てよう前のページ

腎不全の凶暴ねこをおとなしく点滴させてもらえるには次のページ

関連記事

  1. いきもの

    カメの水槽(その2:お引越し失敗1)

    前回の続き。カメを新居へ引っ越すことにしましたが、ちょっと失敗しま…

  2. いきもの

    ミシシッピアカミミガメの卵詰まりを何とかしたい(続報7)

    卵詰まりの続報7です。手術2週間後の経過観察卵胞や卵管…

  3. いきもの

    ミシシッピアカミミガメの卵詰まりを何とかしたい

    うちはミシシッピアカミミガメと15年間一緒に暮らしております。1ヵ…

  4. いきもの

    カメの水槽(その3:お引越し失敗2)

    前回の続きの続き。カメの新居移転計画です。せっかくの新陸地の設置も…

  5. いきもの

    あなたに寄り添う愛猫の「ねこ生」をつづる「ねこライフ手帳 ベーシック」新発売!!

    ついに!!!「ねこライフ手帳 ベーシック」が発売されましたー!…

  6. いきもの

    「ねこライフ手帳」のホームページができました

    こんにちは。レゾナンスファシリテーター&心理カウンセラーのはる…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


アーカイブ

2023年3月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

カテゴリー

  1. その他

    これから心理・演技・ビジネスの3本柱で!
  2. カウンセリング&コーチング

    東京第46回心と体が喜ぶ癒しフェスティバル終了しました
  3. 学び

    天狼院メディアグランプリ掲載「白骨のお面」
  4. 心理学

    社交不安障害(SAD)を理解して克服しよう(3)
  5. その他

    情報のリテラシーを高める
PAGE TOP